あっという間に今年もゴールデンウィーク突入です。
高速道路も、各地で渋滞が発生しそうですが、皆様はどのようなプランをご計画されていますでしょうか?
さて、本日は、長野から遠路はるばるお越しいただきました、ダッジラム1500クワッドキャブのF様をご紹介します。

02モデルのラムですが、約72000kmほど走行されています。
ギブソンのSuper Truckを装着後、細くなってしまったトルク感の回復(さらなる向上)と、燃費改善をご希望されています。
ACPTのご依頼を頂く際、皆様には当社サイト・オーダーフォームより、変更箇所をご記入いただいているのですが・・・ F様のデータでちょっと気になる点を発見!
純正オプションの20インチを履かれているのですが、タイヤサイズが変更されています。
丁度よい機会なので今回は、タイヤサイズの変更がもたらす走行への影響を解説いたしましょう。
2002年モデルラムの純正タイヤサイズは245-70-17、オプションで275-60-20が設定されていますが、F様は、305-50-20に履き替えていらっしゃいます。
275mm x 60% X 2 + 20inch X 25.4 ≒ 外径 838mm
305mm x 50% X 2 + 20inch X 25.4 ≒ 外径 813mm
上記計算上での数値差でもお分かり頂けますように、外径が小さくなっています。
少しの違いですが、スピードメーターに誤差が生じてしまい、A/Tのシフトチェンジタイミングを変えてしまっているのです。
平坦な直線で、単純に加速している状態を想像してください。
タイヤの外径が小さければ、設定されているPCMデータの変更速度ポイントに対し、実際より、センサーからの信号のほうが早く到達する為、早めにシフトアップしてしまいます。外径が大きければその逆で、引っ張るようになります。
その差が大きい場合、設定変更をしないまま乗り続けると、A/Tミッションが壊れてしまいます。
実はこの問題、本国のサービスエンジニア間で以前より問題になっています。
メーカーオプション設定されているサイズへの変更であれば、テック2など純正のスキャナーがあればディーラー様でも設定変更できますが、実際は、設定されていないサイズへの変更が多く、ミッショントラブルが絶えないようです。
F様の場合、通常よりも早くシフトアップしてしまう上に、マフラーの抜けがよくなったことも重なり、
トルク感、加速感が減少してしまっているのですね・・・
メーター誤差修正、A/Tのシフトアップタイミングやスリップコントロールなど各項目を調整。
ご相談の上、レギュラー仕様からハイオク仕様への変更など、
F様専用のプログラムデータに書き換えました。
せっかく購入した車両です。
いろんなカスタムもしたいですよね!
しかし、それが元で本来の性能が出せなかったり、
間接的に壊れてしまうようであれば、意味がありません。
ACPTは、パワーアップだけではない、各種診断を含めたチューニングプログラムシステムです。
一台でも多くの方にアメ車を楽しく乗ってもらいたい・・・
そんな思いでいっぱいです。

JETモジュールやディアブロスポーツ、ハイパーテック等のコンピュータープログラマーで満足されていない方や、これから購入をお考えの方はパワーアップと乗りやすさの追求が両立できる「ACPT」コンピューターチューニングをぜひ、ご体験ください。
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テーマ:アメ車 - ジャンル:車・バイク
- 2009/04/27(月) 00:09:56|
- ダッジラムトラック
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