好きな車を手に入れ、
最初は思いっきり走らせていたのに、
いつしか宝物のように大事にされ、気がつくと、本来の輝きが失われている・・・
エンジンやミッションに負荷をかけないよう、「アクセル全開」を避け、
コーナリングスピードを押さえ、ブレーキも「そー」っと踏むようになっている自分に、
ふと、気付くことはありませんか?
壊れるとお金が掛かる・・・
ゼロをプラスにするのは惜しまないが、
マイナスをゼロにするお金は無駄以外の何者でもない・・・
それが、クラシックカーで、貴重なモデルになればなるほど
その傾向が顕著になる・・・
なんとも悲しいことではありませんか?
oh no
アメリカやイギリスのクラシックカーイベントなどでは、
もう世界に数台しかないという貴重な車でも、
年輩オーナーの皆様は、「アクセル全開」でサーキットを走ります。
「壊れたら直せばよい」みんな笑顔でそう言います。
ここまでの文章だけを読むと、
車が壊れて、それを修理するのを喜んでいる悪徳業者のように
見えますね(苦笑)
本来の走り、その車が持っているポテンシャルを最大に引き出す走りを
実現するのが、私共チューナーの仕事ですが、
同時に、「全開で走行しても壊れない」ようなセッティングを
するのも、大切な仕事なのです。
ECUチューニングで、何馬力になるんですか?
スーパーチャージャーで500馬力以上になりますか?
そりゃあ、お金をかければ、何馬力でも上げることは可能ですよ。
でも、皆様!
車は、エンジンだけで走るのではないことをお忘れではありませんか?
↑ Hot Wheels Farbs 懐かしいですね・・・
エンジンのパワーアップと同時に、ミッションやデフ、ボディや足回りを強化しないと、
車というものは、壊れるんだということをご理解ください。
「そんなことは分かってるよ!」
そんな声も聞こえてきそうですが、
多くの方がパワーをあげることだけに予算配分をしがちなのです・・・
今回ご紹介の I 様は、純粋に「マスタングを速くしたい!」とのご依頼。
スペックがどうとか、数値がどうとかではなく、
思いっきり楽しめるマスタングにしてほしい・・・
当然ながら予算もありますので、
相談の結果、AC TRANS KIT + ACPT STAGE2仕様で
「メチャ速マスタング」に仕上げています。
最初からマニュアル車であったかのような仕上がりを心がけています!
今回の仕上がりもばっちりですね!
なんどでも書きますが、ミッションを積み替えるという「作業」ができるというのと、
スワップが「できる」というのは次元が異なる話です。
「できますよ!」という軽い答えには、くれぐれも注意してくださいね!
レースオンリーの車両ではないので、へダースはショートチューブタイプをチョイスしました。
ショートチューブ用に
ACPT で「正しく」セッティングしていますので、
トルクアップ感はロングチューブへダースとほとんど変わりません。
エキゾーストは触媒付のXパイプ。もちろん、車検対応です。
「触媒付」ではパワーが出せないというショップさんがいるようですが、
それは「技術がない」のを自らが証明していることになるんですよ。
エンジンはコブラと同じ8穴のクランクシャフトが付いてます。
将来ドラッグレースに参戦する予定なので、強化クラッチを取り付けました。
【4th GENERATION マスタング GT】
ACPT ECU TUNING STAGE 2 & 5 SPEED MANUAL TRANSMISSION CONVERSION MENU
■ COLD AIR INTAKE SYSTEM
■ AC EXHAUST SYSTEM
■ AC SHORT TUBE HEADERS
■ TREMEC TR-3650 TRANSMISSION
■ AC HIGH PERFORMANCE CLUTCH KIT
■ PREVENTIVE MAINTENANCE AND REPAIRS OF BRAKES AND SUSPENSION SYSTEM
それでは、恒例の「インプレ」をご紹介します。
ロミオさん、お久しぶりです。
ACPTチューニングとても納得のいく仕上がりで満足しています。
自分の場合は、ATからMTにミッションスワップとヘダース交換とACPTチューニングを一気にやったのですが、
エンジンをかけたときのマフラーの音や加速の良さ、納得のいくことばかりです。
意外に燃費が良くなった事にも驚いています。
車に乗る楽しみが増えました。
うまく言葉で伝えられないのですが、とても満足のいく仕上がりです。
またおもしろいチューニングなどがありましたら教えて下さいね。
また近いうちに遊びに行きますので、宜しくお願いします。
I 様、ありがとうございました。
「本当に楽しめるマスタング」に仕上がったと思います。
他のマスタングのお客様も I 様の影響を受けて「AC TRANS KIT」のご予約を入れてくださいましたよ。
次は、ACPT STAGE2 AND A HALF 仕様ですね!
さて・・・
皆様!
車の調子が悪いという状態で、それを修理しないで
チューニング(ボルトオンパーツを装着する??)するなんてことは
決して考えないでください。
■よくある問い合わせ:「ATミッションの調子が悪く、修理はオーバーホールしかない!と言われ、数十万も掛かると言われたので、
どうせ、お金をかけるなら、AC TRANS KIT にしたほうが良いと思って・・・」
■私的見解:いやいや。そうではなくて、AT不調の原因が、本当にオーバーホールを必要とするものなのか?
チューニングの前に、まずは、その「追究」でしょう??
どんなにお金をかけて高価なパーツを装着しても、
チェックランプが付いてしまうような状況では、ノーマルよりパワーダウンしているということに
早く気がついてください。
■よくあるショップ:「チェックランプが付いたら、テスターで解除すればいいから、今すぐ行きますね!」
お客様:「いやー、すぐに飛んできて対応してくれて、すばらしい!さすがです!」
■私的見解:いやいや、それ、間違ってますから・・・そもそも、チェックランプを消すことが、「良い対応」ではありませんので・・・
「走る楽しみ」以前の状態のお客様。
早く目を覚まして、遠回りしないで、
ACJ にたどり着いてください。
自信過剰と言われようが、なんであろうが、
他社ができないことが「できます」ので・・・
ご連絡、お待ちしております。
ロミオ
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テーマ:アメ車 - ジャンル:車・バイク
2010/08/31(火) 23:25:19 |
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