日本において、「ECUチューニング」、「コンピューターチューニング」という言葉が
なかなか市民権を得ない背景には、「形になって何かが装着されない」から見た目の満足度が
低いという認識にあるのでしょうか?
やたら、「お奨めですよ!」「アメリカでは流行ってますよ!」と言われ
チューニングパーツを装着し、満足してしまっていることはありませんか?(涙)
ホイールやボディキット、サスペンションパーツの交換は別として、
インジェクション化されたエンジンや、電子制御ミッションのパフォーマンスを向上させるためには、
必ずと言ってよいほどその頭脳である「コンピューター」のデータを、「最適値」に変えてあげないといけないはずなのですが、残念なことに「パーツ交換のみ」で終わっているケースをよく見かけます(涙)
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・ものすごくお金をかけてパーツを交換しているのに、大して速くなってない(怒)
・パワーアップしているのは感じるが、どうもイメージした走りと違う・・・(涙)
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「パワーアップに関連するパーツの装着をしたら、コンピューターもいじらないといけないんじゃないですか?」
と尋ねると、
「パーツ装着だけでなく、コンピューターチューニングも、できますよ!」
と回答された場合、何のプログラマーを使用して、どうチューニングするのかを、確認の上、
作業依頼をしないといけません。
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・キャブレターを実際にチューニングしたことがないメカニックさんが、セッティングしたデータを見ると、
燃調、点火時期、スロットルとの連動などの基本理論が理解できていないことが、すぐわかってしまいます。
・決められた数パターンしかない、市販のプログラマーを使用してセッティングしている場合、
微妙な体感フィールに「イマイチ感」が残ってしまいます。
・セッティングの自由度が高いプログラマーを使用していて、それなりに変更している形跡は見えるのですが、
エンジンが壊れることを恐れているのか?キャブチューニングを理解している者からすると、
とても不思議な数値でセッティングされてしまっている。
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上記のような場合、作業前と作業後で、大して差を感じないという結果になってしまいます。
チューニングパーツを交換する → コンピューターチューニングをした! → 満足 → でも速くなってない?? → なぜ?
このような車両を見ると、悲しくて涙がでます・・・
黒煙をモクモク出しているだけの車両を見たことはありませんか?
マフラーチップや、出口のバンパー廻りが真っ黒になっていませんか?
それが、外から見てわかる「理解できていない証明」なのです・・・

さて、今回は、遥々九州から積載車でご入庫いただきました、07年 マスタングを例に、
スロットルレスポンスの重要性について、ご紹介させていただきます。
まずは、ご依頼のお手紙をお読みください。
↓↓↓

「アクセル全開で、ドッカーン!」
いいですね!この表現!私は好きですよ!


22 インチホイールに Wilwoodのビッグブレーキ、エアサス装着でバッチリ決めている九州の車両とくれば、すぐにピン!とくる!? 2007年モデルのマスタングコンバーです。 (ちゃんと着地させて撮影しました

)
このブログでも、「くどい」ほど書かせて頂いておりますが、
ACPTは現車セッティングが「絶対」です。
もちろん基本となるデータは、予め作成しておいてからのご入庫なのですが、
まったく「ノーマル」なマスタングと、ホイールやサスペンションを交換したマスタングでは、
それだけでも、乗り味が異なることは当たり前のようにご理解頂けると思います。
ということは、「アクセル踏んでドッカーン!」を実現するのに、ノーマルと同じ「データ」で良い訳がありませんね・・・
それが、「机上理論だけのデータ変更」に終わらず、
お預かりして、試乗して、その変化を確かめる「現車セッティング」に拘る理由です。
数年前から北米車のほとんどが、フライバイワイヤー・スロットルになっているのですが、
万人が乗ることを考え、安全性を考慮し、メーカーは、あえて、スロットルレスポンスを
「鈍く」設定しています。
レース車両ではないので、街乗りできる「ぎりぎり」まで過激にセッティングした結果、
あまりの反応の良さに、慣れないうちは、スロットル全開にできないかもしれませんね

ご依頼通りに馬力、トルク、ともに向上!
さらに体感フィールを向上させる為に、チューンドキャブのようなスロットルレスポンスに味付けし、
「ドッカーン」を実現しました!
ここがポイントなのですが・・・他社様が実施しているコンピューターチューニングでは、
抜群のスロットルレスポンスが実現できていません。
先にもご説明しましたが、
「調整可能なプログラマー」を使用し、
ACPTの味付けを真似しようとしても、
チューンドキャブを極めた時のセッティングを理解(経験)できていないメカニックさんであれば、
それを「電スロ」で再現することはできないのです!
英語で考えて日本語訳していますので、表現がどうしても自信過剰になっており、
不快に感じる方もいらっしゃると思いますが、
誰も反論することができない「事実」ですので、この部分は自信たっぷりに書かせて頂きます!
日本市場のコンピューターチューニング業界のレベルを高いものにしたい!
切にそう思う気持ちから、ここまで「辛口」に書かせて頂きます。

ご指定の場所にステッカーも貼らせて頂き、作業終了です。

積載車のお迎えで、九州までご納車です。
なかなか難しいのは、体感フィールの「好み」です。
ご納車時に微調整をすることもあるのですが、遠方のお客様ですと、そうも行きませんね・・・
状況にもよりますが、ご納車後の微調整もご相談に乗らせて頂いておりますので、ご安心ください。
・
ACPTに興味があるが、遠方なのでどうしようか悩んでいる・・・
・近くに専門店がなく、
ACPT施工後、通常のメンテナンスができるのか?よくわからない・・・
・どのようにしたいか!文字でうまく伝えられない・・・など
関東以外にお住まいのお客様、不安、心配、お困りなことなどございましたら、
まずは、ホームページトップの「
オーダーフォーム」にご記入の上、メール送信お願いします!
その後にお電話でお話をしましょう!
では、九州の I 様、インテークを K&N に交換後のインプレ、お待ちしておりますね!

ロミオ
テーマ:アメ車 - ジャンル:車・バイク
- 2010/03/16(火) 17:26:51|
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